| 研究発表大会 |
 | 澤田由紀子さん「詩法の交錯する場所(トポス)−「文語詩稿」−」 賢治の「文語詩稿」は、それまでの詩の旧来の手法に対する新しい試みだったとの認識のもと、詩歌の時空間の移相等を分析し、賢治の韻文の本質への接近を論じて下さいました。
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 | 崔博光さん(韓国)「「雨ニモマケズ」のもう一つの読み」 アジアの若者の「雨ニモマケズ」に対する感想などから、日本の枠にとらわれず、広く世界中の読者の視点からの、「雨ニモマケズ」への見方について話されました。
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 | 杉浦静さん「「歌稿[B]」の生成と解体」 「歌稿[A]」の成立から「歌稿[B]」への移行を、用紙、筆記具、収録時期、筆写者、清書時期等から詳細に分析、賢治の「歌稿」生成の内奥に迫る論考を披露して下さいました。
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 | 水野達朗さん「翻訳される宮沢賢治−「なめとこ山の熊」英語テクストの文体−」 「なめとこ山の熊」の英訳テキストとの対比で、賢治のテキストが時間的、空間的に特異な構成をとっているという指摘をされました。
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 | 周龍梅さん(中国)「賢治童話の“いじめ”について」 賢治童話の大きなモチーフになっている「いじめ」について、「よだかの星」「セロ弾きのゴーシュ」「黄色のトマト」などを引用しながら、三つの筋立てで論を進めておられました。
そして、最後に氏は、理想社会を目指す賢治にとって、繰り返される人間の愚行を見かねて警鐘をならし続けたのではないかと結んでおられました。
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 | 小林節子さん「賢治の環境にみる環境倫理−仏教と環境を考える−」 環境調査に関わっている小林さんは、環境問題に関する考え方として、賢治の仏教思想に注目した提案をされました。
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 | 佐藤栄二さん「アンデルセンの『絵のない絵本』と宮沢賢治」 賢治がドイツ語で『絵のない絵本』を読んだ影響が作品の中に顕著であることを、童話と詩のそれぞれについて形式と内容の両面から多くの例証(「かしわばやしの夜」「どんぐりと山猫」など)を引いて話して下さいました。
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 | ボグナ・ヤンコフスカさん(ポーランド)「宮沢賢治におけるユートピア思想」 賢治のユートピアに関する考え方を、賢治の生涯の中から、「自然」「人間」「宗教」のそれぞれのユートピアとして分析し、その発展の内容をたどりました。
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