1-112

杉浦静・藤野功二・松原正義「「永訣の朝」作品論と教材論」国文学言語と文芸、第106号、国文学言語と文芸の会、90年9月、2955

 発行機関の「教材論と作品論」シリーズ例会の記録だが、原稿化にあたって追補があり、杉浦「「永訣の朝」について―時間・場と括弧―」は、「詩句の〈時制〉」、括弧表現の「〈いもうと〉の言葉」との関連、「詩集の構成意識」、「目次日付が二重括弧で包まれている理由」などから論及。藤野「「永訣の朝」の授業」は、音読の時「強い表現の効果と訴えの力が発揮される」ことと、「各行が」「ほぼ同じ」「屈折の」リズムで「続いているという特徴を指摘して、全体四場面に分けて注意すべき点に言及。松原「まとめ」は、当日の発表と意見交換をふまえたまとめ。(栗原)

作品索引:「無声慟哭」「永訣の朝」