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塚本邦雄「空のやまひ」、宮沢賢治、第10号、洋々社、9011月、1018

 明治四十五年四月、大正三年四月の短歌群を、賢治短歌の傑作とみなし、それらは白秋の『桐の花』、牧水の『海の声』、茂吉の『赤光』に比肩しうるものと評価。その特質を「冷徹の趣、一瞬人を圧し、脆美な幻想は次の一瞬人を酔わせる」と捉える。また、啄木の賢治へ影響という従来の研究に疑問を投げかける。(鈴木)

事項索引:石川啄木、短歌