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原子朗「賢治コスモロジー―地上の世界・天上の世界―」仏教、第13号、法蔵館、9010月、133141

 賢治文学の芸術性は、宗教や科学を超えたいわば「必死のことば」によって捕捉された真実とでもいうべきものに支えられており、それ故、賢治の本質は詩人に他ならない、と主張。賢治の言語運動は、科学や宗教や実践の各面に分割できないばかりか、詩や童話の部分だけで分割に論ずることはできず、無限の運動の継続体の中で見ていかなければならない、とする。(鈴木)

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