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三浦正雄「現代の民話と仏教思想―「注文の多い料理店」考―」宮沢賢治、第10号、洋々社、9011月、4757

 全ての存在する事物は宇宙(法)の中の一現象にすぎず実在ではない、という視点から「注文の多い料理店」を論じたもの。二人の紳士は〈人間〉の、山猫は〈自然〉の象徴であり、物語を通して両者の空性(「般若心経」の基本理念)が明らかにされていく、という読みを示す。(鈴木)

作品索引:「注文の多い料理店」