1-177

森岡正博「もうひとつの世界・もうひとりの私―ソラリス、銀河鉄道、世界の終わり」日本研究、第2集、国際日本文化センター、90年3月、125137

 「この世界と、もうひとつの世界。そしてその二つの世界をつなぐ通路。」それが「道徳性の鉄道」であり、「分身」たるカムパネルラが「家族共同体的な枠」の中で「救済を求めてもうひとつの世界へと旅立って行き、」ジョバンニは「想像力によって、すべての人々へと拡張」された「道徳性」を与えられて「この世界へと戻ってくる、」そういった物語として「銀河鉄道の夜」を読み解く。英語による要約が付されている。(栗原)

作品索引:「銀河鉄道の夜」