1-178

八木公生「イーハトーヴはユートピアか―童話にみる救済の構造―」仏教、第13号、法蔵館、9010月、142152

 「作者の未知なる絶えざる驚異に値する世界自身の発展」(童話集『注文の多い料理店』新刊案内)という視座から、「おきなぐさ」「よだかの星」「ひかりの素足」「銀河鉄道の夜」の各童話を解析し、〈イーハトーヴ童話〉世界における救済の構造と、賢治が信じていたものは何か、を論ずる。また、賢治はこの世界それ自体での発展を信じていたという結論から、トマス・モーアの「ユートピア」との共通点、相違点を指摘する。(鈴木)

作品索引:「おきなぐさ」「銀河鉄道の夜」「ひかりの素足」「よだかの星」

事項索引:イーハトーヴ、モーア(トマス・)、ユートピア