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青山和憲「〔あかるいひるま〕から〔けむりは時に丘丘の〕まで(下)―文語詩改作の過程に見える変容の一様相―」弘前・宮沢賢治研究会誌、第7号、弘前・宮沢賢治研究会、9012月、119129

 「〔あかるいひるま〕」(詩稿補遺)から改作された文語詩「〔けむりは時に丘丘の〕」の推敲過程を綿密に辿り、発語主体のみに関わる抒情から、「客観化された己れに対する反省」「他者の痛み」への共感と、テーマが変容する、とまとめる。〈文語詩〉における主体、対象の「われ」から「ひと」への転換は、「エゴの境界を突破して「ひと」の心に到る、積極的意味を持つ一種の超脱であった」との見解は注目される。(杉浦)

作品索引:「銀河鉄道の夜」「〔けむりは時に丘丘の〕」

事項索引:倶舎論、三十三天、宗教、女性、天、文語詩、恋愛