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伊藤博美「〔道べの粗朶に〕の詩想」賢治研究、第53号、宮沢賢治研究会、9011月、5―11

 推敲過程や使用詩稿用紙を検討しつつ、第三集の「〔道べの粗朶に〕」農民たちとの対立、反感をうたったものという先行研究に異を立て、不作の予想を契機とする「心の痛み」を中心詩想と読み、「野の師父」等の一群の詩と併せてその製作過程に「壮大な死闘のドラマ」を想定し、実際の製作年を昭和五年と推定した。(杉浦)

作品索引:「春と修羅 第三集」「七一五〔道べの粗朶に〕」「一〇八九〔二時がこんなに暗いのは〕」「一〇二〇〔野の師父〕」