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奥田弘「ヒデリ寸見」銅鑼、第49号、校倉書房、90年9月、2528

 「雨ニモマケズ」の中の一語「ヒドリ」は「ヒデリ」の誤記と判断すべき、と原典批判的立場から主張。「ヒドリ」が「雨ニモマケズ」の読み取りにおいて市民権を得るためには、賢治の原稿その他からの用例の発見が条件である、とする。他に、「雨ニモマケズ」所収雑誌・単行書リスト(十字屋版全集以前)や、最初期(昭9〜10)に活字化された四種の「雨ニモマケズ」の本文校合を掲載。(鈴木)

作品索引:「〔雨ニモマケズ〕」