1-83

川島裕子「『注文の多い料理店』の幻想 言葉の作品化をめぐって」宮沢賢治、第10号、洋々社、9011月、9298

 初期童話における〈幻想〉の特質を、「注文の多い料理店」「どんぐりと山猫」「かしはばやしの夜」「鹿踊りのはじまり」の各童話に即して分析・考察したもの。それは「言葉によって構築される幻想」と呼び得るもので、「言葉の変質」「言葉の作品化」を内実としている、と説く。(鈴木)