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栗原敦「仏教開眼―仏教を糧に生きうるか―」仏教、第13号、法蔵館、9010月、4451

 賢治最晩年期における文学的営為の依って立つ位置を、文語詩「沃度ノニホヒフルヒ来ス」の分析を通して見定めようとしたもの。その特徴は視座の重層性にあり、それは背後に、生身の作者を超えたいわば絶対的なものの立つ位置を有している故であるとしたうえで、「宇宙意志」(高瀬露宛書簡下書)との関連を追求する。(鈴木)

作品索引:「〔沃度ノニホヒフルヒ来ス〕」

事項索引:宇宙意志、仏教