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佐野清彦「宇宙童子の音響世界―宮沢賢治の新ヴィジョン―」『音の文化誌 東西比較文化考』雄山閣出版、917月、108124

 「風の又三郎」に描かれた世界と、エレクトロニクスの発達に伴って閉じられた空間で人工の音(=風)だけを聞くようになった現代の子供の世界とを対比する。また「セロ弾きのゴーシュ」から賢治の音楽思想を導きだし、「銀河鉄道の夜」や「告別19251025」等に、近代日本音楽界に対する批判者としての意義を読み取る。(大塚)

作品索引:「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」「セロ弾きのゴーシュ」「三八四 告別」

事項索引:音楽