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杉浦静「〈春と修羅〉の行方―賢治晩年の詩稿整理―」宮沢賢治研究Annual、第1号、宮沢賢治学会イーハトーブセンター、91年3月、8197

 賢治「晩年の詩的営為」は「〈疾中〉詩篇を分岐点としながら」も、「〈心象スケッチ〉」へという「単線の流れではなく」、口語使用の詩と「文語詩」の「二つのながれ」を持ち、しかも相互の間にも「水路は通じていた」。その実態を、残された「詩稿」の「整理」のあり方を綿密に点検することによって明らかにしようとしたもの。赤罫詩稿用紙、黄罫24系詩稿用紙、黄罫26系詩稿用紙の使用時期と順序もこれまで考えられた以上に細かに推定している。(栗原)

作品索引:「春と修羅・第二集」「春と修羅 第三集」

事項索引:黒クロース表紙、詩稿用紙、文語詩