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松田司郎「「月夜のでんしんばしら」―木(異空間べの通路)―」ポラーノ・子どもと文化を考える、第2号、帝国女子大学家政学部児童学科、913月、523

 「月夜のでんしんばしら」における「電信柱」の意味するところを論じたもので、次の二点が読み取れると主張する。一つは賢治の「科学への信頼と期待」であり、それは「科学の夜明」とよばれる賢治の青少年期の時代性と切り離すことのできないものであるとする。もう一つは「異空間への通路」としての存在であり、天空に向かって屹立するその姿は人と神、地と天をむすびつける「通路」であるとする。(鈴木)

作品索引:「月夜のでんしんばしら」