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三浦正雄「賢治文学の「異空間」ノート―その位置と交感の方法―」青山語文、第21号、青山学院大学日本文学会、913月、7990

 賢治文学に現れた異空間的なものを「ちがった空間」「異の空間」「聖地」「異世界」「心の転変」などに分けて分析し、賢治の場合の異空間は、古沢由子の言うような彼方にあるものではなく、すぐとなりにある聖なる空間だったとし、神秘体験しやすかった賢治はその体験を仏教の十界互具思想によって体系づけたとする。(大塚)

作品索引:「春と修羅」

事項索引:異空間