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五十嵐茂雄「「雁の童子」論―旅の自伝、あるいは悲哀―」かながわ高校国語の研究、第26集、神奈川県高等学校教科研究会国語部会、9010月、1927

 「雁の童子」の物語りの構造が入れ子型を持ちながら、「黄いろのトマト」と同様その「形式上の利便を故意に排し」て作中の「童子」も「旅人」も「話者」も等しいものであるという主張を成り立たせていると指摘した上で、この作品が「人々と善く逝くまで、命の悲しみとイノセントを負いつつ」「旅する者として」の「自伝」となっていると述べる。(栗原)

作品索引:「雁の童子」「黄いろのトマト」

事項索引:宗教、悲哀