第50号 2000・2・18
宮沢賢治学会イーハトーブセンター事務局発行
・春季セミナー・プレ国際研究大会
翻訳の問題 《翻訳》と《演奏》―翻訳とは演奏である―
2000年となりました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、来る3月25日26日に開催の春季セミナーは、本年夏に予定されている「宮沢賢治国際研究大会」のプレ行事を企画いたしました。「《翻訳》と《演奏》」をテーマに、初日は「賢治作品における《翻訳》」を取り上げ、地元花巻小学校の皆さんによる、「太一の話」読み聞かせの場面も再現いたします。二日目は、翻訳としての《演奏》を多様な表現を通してみてまいります。
定員になり次第締め切らせていただきますので、申込はお早めにどうぞ。
開催要項は次のとおりです。
▼期日 2000年3月25日(土)・26日(日)
▼会場 宮沢賢治イーハトーブ館
▼日程 (案)
■第1日(3月25日)
(1)受付 13:00〜
(2)基調講演 14:00〜15:00
『《宮沢賢治》にとって《翻訳》とはなにか』
講師 天沢退二郎(本学会副代表理事)
「太一の話」から「ポラーノの広場」へ
助演 花巻小学校・教諭・4年生
(3)ビッグ対論 15:00〜17:30
『賢治作品の《翻訳》の問題』
守中高明(詩人・学習院大学講師)VS外国人翻訳者(交渉中)
(4)交流会・懇親会 18:00〜19:00
希望者による会費制(千円 当日会場にて)
■第2日(3月26日)
(5)『賢治作品の演奏と朗読』 9:30〜10:30
―「星めぐりの歌」「種山ケ原」など―
―文語詩朗読の新しい試み
○「五輪峠」下書稿を読む
朗読・牛崎志津子(劇団らあす)
○ピアノと合唱
指揮・高橋ミヨ子 ピアノ・山影佳子 合唱・コーラスみみずく
○琴と尺八
琴・平藤まり子 尺八・中島健次
○神楽楽器 笛・太鼓・鉦 谷川成 外
○ヨーロッパ古楽器(未定)
(6)10:30〜12:00
『賢治作品の演奏としてのヴィジュアル化』
マンガ公開 製作とトーク
ますむらひろし(マンガ家)
▼受講料 無料
▼定員 200名 定員になり次第締切り
▼申込 電話・FAX・葉書で本会事務局まで。
〒025-0014 岩手県花巻市高松1-1-1
電話 0l98−31−2116
FAX 0l98−3l−2l32
▼宿泊 お手数でも各自お手配ください。
花巻観光センターは、市内すべての宿泊施設のご案内をいたします。
電話0198−3l−2244
本会の催しものはすべて会員以外のかたも参加できます。お誘いあわせのうえ、ご参加ください。
昨年9月の第9回研究発表記録集を発行いたします。これは、本会の定期大会とあわせておこなっている研究発表会の記録で、次の4名の発表を収録しております。内容は次のとおりです。
井上寿彦 「宮澤賢治の方法」
細田嘉吉 「文語詩「硫黄」の背景と輸送経路」
亀井茂 「大正五年宮澤賢治クラスの盛岡附近地質調査の動機に関する一考察」
杉尾玄有 「法華文学の創作とは?―『風ノ又三郎』に秘められたもの―」
ご希望の方はイーハトーブセンター事務局までお申込ください。一部万百円(送料別)
本会の会費は、毎年4月から翌年3月までが年会費となっております。今年度の会費未納の方には、今回事務局だよりとともに郵便振替の用紙を同封いたしましたので、納入についてよろしくお願い申しあげます。同時に、会費の受納は随時受け付けておりますので、イーハトーブ館への来館のおり、郵便局、銀行へお立ち寄りの際収めてくださっても結構です。
郵便振替口座 02330=7=26637
岩手銀行花巻支店普通口座 0480908
名義 宮沢賢治学会イーハトーブセンター
会費年額 一般 三千円 学生 千五百円 賛助会員 三万円
イーハトーブ館ショップ「猫の事務所」の書籍等販売図書をお知らせいたします。宅配もしておりますので、どうぞご利用ください。
なお、会員は5パーセント割引となります。
▼晶支社
・鶴田静『ベジタリアン宮沢賢治』(価格 二、二〇〇円十税)
▼早稲田大学出版部
・原子朗『宮沢賢治とはだれか』(価格 二、五〇〇円十税)
▼宮沢賢治学会生誕百年記念刊行
・『「春と修羅」第二集研究』(価格 二、四〇〇円十税)
・『生誕百年記念特別企画展図録』(価格 三、〇〇〇円税込み)
・『宮沢賢治国際研究大会記録集』(会員価格 二、〇〇〇円)
▼学会機関誌『宮沢賢治研究アニュアル』Vol.1〜Vol.9(会員2割引 2・3は品切れ)
▼学会会報 創刊号〜19号(会員2割引 5・7・9号は品切れ)
▼イーハトーブ館所蔵図書目録
93年12月末現在(会員価格・三、六〇〇円税込み)
『新宮澤語彙辞典』第二版のお知らせ
昨年刊行されました『新宮澤語彙辞典』につきまして、初版の内容、誤植等を補訂した、同『第二版』が五月初旬刊行を目指して準備されているとのことです。
この件につきまして、イーハトーブ館ショップ「猫の事務所」から初版をお買いあげ下さった学会員の方々には、第二版刊行と同時に、版元(東京書籍)から直接「補正表」をお届けすることとなりましたのでお知らせいたします。会員特別割引価格にてご購入いただいた会員の方々の名簿は「猫の事務所」にて控えておりますので、改めてお知らせいただく必要なくお送りすることとなります。
ただし、特別割引後にご購入いただいている学会員の方は、控えがございませんので、おそれいりますがその旨お知らせくださるようお願いいたします。
また、学会員でなくお買いあげの方々にも、ご請求下されば、折り返しお送りする旨、著者からも連絡があり、お詫びを申しておられます。
以上、お知らせいたします。
(一)花巻市は、新年早々一月七日の庁議で、市の鳥を「フクロウ」と決定
市の鳥選定委員会が昨年一般公募し、その結果、応募数(711通)の九六パーセントが「フクロウ」を揚げ、これを選び答申したものです。
選定の主な理由は、賢治作品に問達し花巻のイメージがあること、人里近くにすみ、森の哲学者、智恵の象徴、ねずみをとらえる益鳥としております。
(二)花巻農業高校と北上農業高校統合
岩手県教育委員会は、昨年二十一世紀に向け、少子化に伴う生徒数の減少に対応し、県立高等学校新整備計画を発表しました。この中で、花巻農業は花北商業と統合する計画でありましたが、これに対して「賢治の学校」存続にと、市や議会・PTA・同窓会及び賢治研究者など熱い波となって反対運動を展開しました。この結果、一月二十四日、花巻農と北上農を統合し、農業科の単独校となることとなったものです。場所とか内容については、まださだめられておりませんが、平成十五年度には、専門校として整備する、再編計画を示しております。
去る12月4日、5日の両日、宮沢賢治イーハトーブ館にて冬季セミナー「《宮沢賢治》と子どもたちの現在」が開催され、およそ150名の受講がありました。初日は望月善次理事をコーディネーターに、斎藤孝、牧恵子、安藤雅博、菊池恵津子の四氏によるシンポジウムがあり、各々多面的事例をもとに発言がなされました。
二日目は、精神科医で上智大学教授福島章さんよる「宮沢賢治と現代の子供」と題した講演にて、スライドをつかって具体的にお話しいただきました。なお、これらの冬季セミナーの概要につきましては、三月刊行の『会報20号』に報告される予定です。
イーハトーブ館では、本年1月5日より第3回宮沢賢治「植物・語彙の世界」展を開催しております。監修は前回に続き、花巻市の桜田恒夫さんで、展示内容は、まず賢治植物の表現について、心象内容、宗教関連、情景要素など5項目にしぼって掲載するとともに、今回は新たに賢治語彙の世界を取り上げております。3月31日入れ替えの前後期にわけて、5月31日までの予定ですので、みな様どうぞおでかけください。
【寄贈図書・資料】
〔配列は受入日付順(ただし継続刊行図書等はひとつにまとめて記載)で、記載項目は、寄贈者(出版社)・書名・発行所(寄贈者・寄贈出版社と同じ場合は略)の順〕
・武田芳明『海』48号(海図出版・刊)
・宮沢賢治記念会『イーハトーブ短信』31号
・日本近代文学館『館報』171-172号
・彩流社『宮澤賢治物語』『宮澤賢治解読』(竹澤克夫・著)
・佐々木羊三『原色鉱石図鑑』(保育社・刊)
・田口昭典『あるびれお通信』492〜503号
・鈴木兌子『バオバブ』40号(バオバブの会/刊)
・宮澤哲夫『賢治研究』79号(宮沢賢治研究会・刊)
・筑摩書房『ちくま』343・344号
・山猫通信編集室『山猫通信』97号
・朝文社『宮沢賢治 心象記号論』(大塚常樹・著)
・真世界社『真世界』6126〜6127号
・鎌倉・賢治の会『かま猫通信』38・39号
・袋原小学校『平成10年度宮沢賢治の世界に迫ろう「注文の多い料理店」作品批評』
・歴程社『歴程』465号
・JA花巻『ぽらーの花巻』20・21号
・安田女子大学言語文化研究所『研究叢書4葉林抄(翻刻)』
・森川弘子『ガイドページ』(こころにミルク編集部・刊)
・五十嵐正子『マグノリア』(新潟マグノリアの会・刊)
・河村輝夫『玉利喜造先生伝』
・朝日新聞社『週間朝日百科 世界の文学』1243号(佐藤容子・著)
・アグネ技術センター『日本結晶成長学会誌』4号(日本結晶成長学会・刊)
・安田女子大学『大学院博士課程完成記念論文集』
・佐藤謹悟『第四回賢治葛丸祭ほか』(ビデオ)
・佛教大学国語国文学会『京都語文』4号
・レ・シユバリエ『碧川るり子シャンソン・ミユージカルファシタジー「星めぐりの歌」』(ビデオ・プログラム)
・田川紀久雄『詩語り通信』
・ぶりメタ舎『ぶりきのメタル』2号
・学燈社『宮沢賢治必携 別冊国文学改装版』
・短歌研究社『短歌研究』53巻8号
・江古田文学会『江古田文学』41号
・漉林書房『漉林』92号
・平澤信一「宮沢賢治と〈映画的〉想像力」(『日本近代文学』61集抜刷)
・D文学研究会『D文学通信』704〜711号
・中村節也『日本の作曲家 貴島清彦』(青樹舎・刊)
・岩手県立図書館『第24回賢治資料展』
・鶴田静『ベジタリアン宮沢賢治』(晶文社・刊)
・宮川健郎「宮沢賢治『紫紺染について』を読む」(丹藤博文・著『高校国語教育』コピー)
・香川大学教育学部『研究報告』第1部108号
・釧路宮沢賢治を語る会『マグノリア』76号
・中原中也記念館『平成11年度企画展 中也の軌跡V』
・椚山義次『PLEIADES ハトーブ通信講義記録』(宮沢賢治三春の会・刊)
・成蹊大学文学部学会『紀要』34号
・早稲田大学出版部『宮沢賢治とはだれか』(原子朗・著)
・東京女子大学学会日本文学部会『日本文学』92号
・田口昭典「宮沢賢治入門(21)」(『風土』秋田縣教育雑誌コピー)、『北域』50号(北域社)
・狩野聡「国語教材としての宮澤賢治作品の価値」
・実践国文学会『実践国文学』56号
・国学院大学栃木短期大学国文学会『野州国文学』63号
・九州大谷短大国語国文学会『九州大谷国文』28号