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宮沢賢治賞・イーハトーブ賞

宮沢賢治賞・イーハトーブ賞が決定しました

第35回宮沢賢治賞は加倉井厚夫様に、宮沢賢治賞奨励賞は谷口義明様と名取佐和子様に、イーハトーブ賞は瀬川正子様に、それぞれ決定しました。贈呈式は、9月22日に花巻市のなはんプラザにて行われます。

 2025年度の第35回宮沢賢治賞・イーハトーブ賞と、宮沢賢治賞奨励賞の受賞者が、下記のように決定しました。
 賞の贈呈式は、9月22日に花巻市のなはんプラザで開催いたします。

宮沢賢治賞

加倉井 厚夫 様

 アクセス数100万件を越える個人ブログサイト「賢治の事務所」を運営し、賢治と天文学を初めとする自身のエッセイや論考を発表、併せて宮沢賢治に関連する多彩な情報を紹介して、現代的なメディアによる先駆的な研究発信を約30年間にわたって行っている業績に対して。

宮沢賢治賞奨励賞

谷口 義明 様

 天文学の専門的な見地から宮沢賢治の作品を解説し、文系理系を問わぬ読者に宮沢賢治作品を紹介した天文学の入門書『天文学者が解説する 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』と宇宙の旅』(単著)や放送大学のテキスト『宮沢賢治と宇宙』(共著)を執筆し、意欲的な研究を継続している功績に対して。

名取 佐和子 様

 現代の架空の高校を舞台に生徒のサークル「イーハトー部」を設定し、不登校となった部の創立者が残した「本当の幸いは遠い」の意味を探る過程を、賢治の作品や賢治に関連する語を組み込みながら描き、賢治文学の主題である弱者へのやさしさを現代的に表した小説『銀河の図書室』に対して。

イーハトーブ賞

瀬川 正子 様

 賢治の友人であった藤原嘉藤治の開拓した岩手県紫波町に園芸施設「ビューガーデン」を開設し、22回のパネル展、14回の嘉藤治をしのぶ音楽会を開催したほか、資料集『賢治さんの人格・芸術を世界へ 藤原かとうじが残したもの』を刊行し、賢治文学の普及・研究活動に貢献してきた業績に対して。

イーハトーブ賞奨励賞

該当なし

贈呈式について

 賞贈呈式は、令和7年9月22日(月)午前10時より、花巻市定住交流センター(なはんプラザCOMSホール)で開催します。

 贈呈式の詳細については、後日、改めてお知らせいたします。

宮沢賢治賞・イーハトーブ賞について

宮沢賢治賞・イーハトーブ賞の過去の受賞者