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イーハトーブ館企画展示

企画展「松川けんし展 私のイーハトーブ」を開催します

松川けんし展「私のイーハトーブ」

展示期間: 2024年4月2日(火)~6月30日(日)
時間: 8:30~17:00
会場: 宮沢賢治イーハトーブ館 1階展示場
主催: 宮沢賢治イーハトーブ館/宮沢賢治学会イーハトーブセンター

私のイーハトーブ mia ihatov

 ジョバンニ、ザネリ、ゴーシュ、オツベル、タネリ、ソンバーユー将軍、山男、小十郎、荒物屋の旦那、税務署長たちが、車やバスや電車に乗ったりしながら毎日、一生懸命生活している、たまには奮発して、オホーツクや都に出かけているのかもしれない。
 そんなリアルな世界が、私の想うイーハトーブです。

 私は、小さな畑を耕し、野菜や花を作っています。季節は怒濤のごとく変わっていくように感じます。

   雨ニモマケ 風ニモマケ
   雪ニモ夏ノ暑サニモマケ

 それでもなんとか、農民芸術論に鼓舞され、感性をゆさぶられるような気がして、安寧で愉快な、Nature と Art の暮らしです。

 猫の大将のように国家の前途を、少しだけ思いやったりもしています。
 私もイーハトーブに住んで、生活しています。

 今日は凄まじい風が吹き荒れて、ヒノキが根こそぎ倒れました。
 風野又三郎たちが、大循環の風を従えて、北へ南へ、旅をしたんだと思います。

プロフィール

1948年・福岡県添田町生まれ
2019年・岩手県花巻市に移住

展覧会

ボローニャ絵本原画展 NHKハート展 日本グラフィック展 損保ジャパンFACE展 その他 個展多数

仕事

広告・PR誌 西武 第一勧業銀行 三共製薬 JAL マツダ 野村不動産 証券協会TVCF その他
雑誌・装幀 新潮社 講談社 光文社 小学館 中央公論社 マガジンハウス 筑摩書房 その他
壁面 麻生飯塚病院 中国中央病院 自治医大病院 後楽園駅 明治安田生命・ステンドグラス その他
出版 「衣装図鑑」京都書院 「ゆきだるまようちゃんてん」福音館書店

http://matsukawa-kenshi.jp/

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宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞

【会員向け】第9回宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞 推薦のお願い

会員各位

宮沢賢治学会イーハトーブセンター
代表理事 大沢 正善
賞選考委員長 浜垣 誠司

 宮沢賢治学会イーハトーブセンターでは、2024年度「第9回宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞」の候補者の推薦を、ページ下部のボタンから表示される専用フォームにて、会員の皆様から受け付けております。
 推薦の締め切りは、2024年4月30日です。

 2016年度に創設された「宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞」は、花巻市が主催する「宮沢賢治賞・イーハトーブ賞」とは別に、当センターが独自に設けた賞です。宮沢賢治とその作品に触発された研究活動ならびに普及において、多年にわたる功績のある個人または団体を、広く対象としています。
 ご推薦いただいた全ての候補者は、当センターの賞選考委員会において、厳正な審査の対象とさせていただきます。

 本年も、会員の皆様からの幅広いご推薦を、お願い申し上げます。

【主催者】 宮沢賢治学会イーハトーブセンター
【選考】 宮沢賢治学会イーハトーブセンター賞選考委員会
【選考方法】 会員から推薦された個人・団体を、選考委員会にて選考し、理事会が決定する。
【選考対象 および基準】 宮沢賢治の人と作品や精神の普及または研究の推進に寄与する活動(花巻市が主催するイーハトーブ賞の基準となる実践的な活動を除く)を行っている個人または愛好団体・研究団体等の団体。
【表彰式】 定期大会において、代表理事が賞状および副賞を授与する。
推薦用件
推薦方法

 下のボタンを押すと表示される専用フォームに入力していただくか、当センターから会員のお手元に郵送される「推薦票」に記入して返送して下さい。

宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞 推薦フォーム

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宮沢賢治賞・イーハトーブ賞

【会員向け】第34回宮沢賢治賞・イーハトーブ賞 推薦のお願い

会員各位

宮沢賢治学会イーハトーブセンター
代表理事 大沢 正善
賞選考委員長 浜垣 誠司

 宮沢賢治学会イーハトーブセンターでは、2024年度「第34回宮沢賢治賞・イーハトーブ賞」の候補者の推薦を、ページ下部のボタンから表示される専用フォームにて、会員の皆様から受け付けております。
 本年も、宮沢賢治の名において顕彰するにふさわしい様々な活動に関する情報を、広くお寄せいただきますようお願い申し上げます。締め切りは、2024年4月30日です。

 ご推薦いただいた全ての候補者は、当センターの賞選考委員会において、厳正な審査の対象とさせていただきます。

「宮沢賢治賞」について

 「宮沢賢治賞」は、宮沢賢治に関する優れた研究・評論・創作などを毎年顕彰するために、花巻市が1991年に創設した賞です。
 その選考は、宮沢賢治学会イーハトーブセンターに委嘱されています。
 本賞に準ずるものとして、「奨励賞」も設けられています。

 毎年9月22日の宮沢賢治学会イーハトーブセンター定期大会において、授賞式と記念講演が行われます。

【主催者】 花 巻 市
【選 考】 宮沢賢治学会イーハトーブセンター
【選考方法】 会員からの推薦(所定の用紙)にもとづき、賞選考委員会が選考し、理事会の承認を経て花巻市長に答申する。
【選考対象及び基準】 宮沢賢治の名において顕彰されるにふさわしい研究・評論・創作など。おおむね過去3年以内に発表されたものを対象とする。なお、本賞に準ずるものとして奨励賞を置く。
【贈賞式】 宮沢賢治学会イーハトーブセンターの総会の同日・同会場において行う。
【賞・賞金】 本 賞 賞状、正賞、副賞(百万円)。
奨励賞 賞状、記念品、副賞(三十万円)。
「イーハトーブ賞」について

 「イーハトーブ賞」は、宮沢賢治の精神を体現する優れた実践的な活動を毎年顕彰するために、1991年に花巻市が創設した賞です。
 その選考は、宮沢賢治学会イーハトーブセンターに委嘱されています。
 本賞に準ずるものとして、「奨励賞」も設けられています。

 毎年9月22日の宮沢賢治学会イーハトーブセンター定期大会において、授賞式と記念講演が行われます。

【主催者】 花 巻 市
【選 考】 宮沢賢治学会イーハトーブセンター
【選考方法】 会員からの推薦(所定の用紙)にもとづき、賞選考委員会が選考し、理事会の承認を経て花巻市長に答申する。
【選考対象及び基準】 宮沢賢治の名において顕彰されるにふさわしい実践的な活動を行った個人または団体。なお、本賞に準ずるものとして奨励賞を置く。
【贈賞式】 宮沢賢治学会イーハトーブセンターの総会の同日・同会場において行う。
【賞・賞金】 本 賞 賞状、正賞、副賞(百万円)。
奨励賞 賞状、記念品、副賞(三十万円)。
推薦要件
  • 推薦対象の業績および刊行物は、2024年3月31日までのものといたします。
  • 現職理事は、授賞の対象から除外いたします。
  • 自薦は認めません。
  • 推薦の締め切りは、2024年4月30日です。
  • 過去の受賞者については、「宮沢賢治賞・イーハトーブ賞受賞者一覧」のページをご参照下さい。
推薦方法

 下のボタンを押すと表示される専用フォームに入力していただくか、当センターから会員のお手元に郵送される「推薦票」に記入して返送して下さい。

宮沢賢治賞・イーハトーブ賞 推薦フォーム

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イーハトーブ館企画展示

企画展「第4回 賢治さんの世界を描く絵画展」を開催します

企画展「第4回 賢治さんの世界を描く絵画展」

展示期間: 2024年1月6日(土)~3月31日(日)
時間: 8:30~17:00
会場: 宮沢賢治イーハトーブ館 1階展示場
主催: 宮沢賢治イーハトーブ館/宮沢賢治学会イーハトーブセンター

 2022年の第2回、2023年の第3回に続いて、今年も「賢治さんの世界を描く絵画展」を開催いたします。

 花巻市内の小学生が、宮沢賢治の作品世界を、思い思いに描きました。

 たくさんの方々のご来場を、お待ちしています。

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お知らせ

「宮沢賢治ビブリオグラフィー」を更新しました

 このたび、2022年1月~12月の間に発行された、宮沢賢治関連の資料の網羅的収集・整理が完了し、新たなデータ318件を、「宮沢賢治ビブリオグラフィー」に追加しました。

 今回追加したデータの分類内訳は、下記のとおりです。

  • 【作品集】 6件
  • 【作品翻訳】 2件
  • 【論集・特集】 22件
  • 【研究・評論】 132件
  • 【書評】 7件
  • 【座談・対談・インタビュー】 9件
  • 【エッセイ・その他】 111件
  •  過去目録の補遺 29件

 これで、当サイトの「宮沢賢治ビブリオグラフィー」収録データ総数は、15,285件となりました。

 どうかこの最新のデータベースを、宮沢賢治に関する調査・研究にお役立て下さい。

宮沢賢治ビブリオグラフィーへ

宮沢賢治ビブリオグラフィーとは

 宮沢賢治学会イーハトーブセンターでは、1990年以降に発行された、宮沢賢治作品の書籍や作品集、研究・評論、エッセイ、書評、対談・インタビュー、新聞記事、その他の文書を網羅的に調査し、「題名」「著編者名」「書名・誌名」「発行年月」「対象としている賢治の作品名」「キーワード」等を登録したデータベース「宮沢賢治ビブリオグラフィー」を、毎年作成・更新しています。

 当センターが年1回発行する機関誌『宮沢賢治研究 Annual』には、その年に集計された資料の最新目録に加え、各資料の内容要旨を、掲載しています。
 また、宮沢賢治の作品名および事項(キーワード)から参照できる、過去の全ビブリオグラフィーデータの索引も、掲載しています。

お願い

 宮沢賢治ビブリオグラフィーに登録されていない図書、研究、評論、その他の掲載誌紙について、ご寄贈、または入手方法などのご教示を、お願いいたします。

 宮沢賢治学会イーハトーブセンターでは、会員の皆様に広くご利用いただけるよう、資料の充実に努めています。

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イーハトーブ館企画展示

11/1より、ますむらひろし「『銀河鉄道の夜 四次稿編』複製原画展」後期展示です

ますむらひろし「『銀河鉄道の夜 四次稿編』複製原画展」後期展示

 好評開催中の、ますむらひろし「『銀河鉄道の夜 四次稿編』複製原画展~ますむらひろしの新たな挑戦~」の、展示入れ替えを行いました。

 後期展示では、展示パネルの差替えに伴って、パネル下の台展示内容も、一新いたしました。
 10月下旬に発刊されたばかりの『銀河鉄道の夜 四次稿編』第四巻(最終巻)の内容にも触れ、ますむら氏の「新たな挑戦」を、ご紹介しております。

 また、前期展示内容も含め、企画展全容を収録した『企画展記録集』も出来上がりました。会場では文字量が多かったパネルも、お手元でじっくりお読みいただけます。今回めでたく完結した、ますむらひろし『銀河鉄道の夜 四次稿編』と照らし合わせながら、二度三度とご覧いただけると幸いです。

 『企画展記録集』は税込み800円で、当館売店「猫のじむしょ」にて販売しております。どうぞお買い求め下さい。

〇開催期間: 2023年7月15日(土)~12月27日(水)
 (後期)11月1日(水)~12月27日(水)

〇会場: 宮沢賢治イーハトーブ館 展示場

〇主催: 宮沢賢治イーハトーブ館/宮沢賢治イーハトーブセンター

〇協力: 有限会社風呂猫 しんぶん赤旗

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その他のイベント 宮沢賢治セミナー

11/3に「第2回ますむらひろしサイン会」を行います

第2回 ますむらひろしサイン会

 宮沢賢治イーハトーブ館にて好評開催中の「『銀河鉄道の夜 四次稿編』複製原画展」の関連企画として、下記のように「第2回 ますむらひろしサイン会」を開催します。
 参加ご希望の方は、下記の要領で事務局までお申し込みをお願いいたします。

  • 日時: 2023年11月3日(金・祝) 13:30~16:00
  • 会場: 宮沢賢治イーハトーブ館 展示場
  • 定員: 100名(申込先着順)
  • 申込方法: 10月20日(金)10:00より、メール・電話・FAXにて事務局にて受付

【お願い】

  • 今回のサイン会でますむら様にサインをしていただけるのは、ますむら様の著作物に限らせていただきます。
    (『銀河鉄道の夜 四次稿編』最新刊以外の著作でも結構です。最新刊は、宮沢賢治イーハトーブ館の売店「猫のじむしょ」にて販売しております。)
  • お申込みは、参加者お一人ずつお願いいたします。
    (ただし、ご事情でメール連絡等が難しい場合は、連名でのお申込みに対応いたします。)
  • メールでお申し込みの場合は、定員を超過して受付不可の場合のみ、事務局から連絡をいたします。何も連絡がない場合は、受け付けております。
    (もしも受付についてご心配でしたら、確認のご連絡をいただければ対応いたします。)

たくさんの方々のご参加を、お待ちしております。

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その他のイベント

9/23にエクスカーション「賢治さんの通勤路」を開催します

 2023年9月23日(土・祝)の13時30分より、エクスカーション「賢治さんの通勤路」と題して、花巻農学校跡から宮沢賢治生家、稗貫農学校跡を結ぶルートを散策しながら、ゆかりの地をめぐります。

 参加ご希望の方は、下のボタンを押して、表示されるフォームからお申し込み下さい。

 徒歩での移動が主となりますので、歩きやすい服装でご参加ください。

エクスカーション申込みフォームへ

2023年度 エクスカーション「賢治さんの通勤路」

【実施要領】

日時:  2023年9月23日(土・祝) 13:30~16:30頃
定員:  40名(申込み先着順)
参加資格:どなたでもご参加いただけます
集合場所:宮沢賢治イーハトーブ館(13:30)
     その後バスで、新花巻駅→花巻駅→花巻市民会館を経由した後、徒歩の行程となります
申込方法:ウェブフォームメール、電話(0198-31-2116)のいずれか
申込期間:9月11日午前10時に受付を開始し、定員に達ししだい締め切らせていただきます

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その他のイベント

講座「宮沢賢治で卒論・修論書いてみる?」の申込み募集中!

 宮沢賢治とその作品を扱った卒論・修論を書こうとする学生向けの講座を、本年も第三回として開催します。
 岩手県花巻市に本拠を置く「宮沢賢治学会イーハトーブセンター」の理事・編集委員による、オンライン講座です。

 あなたも、第一線の宮沢賢治研究者の指導に触れつつ、研究の領野に踏み出してみませんか?

2023年10月1日(日)13:00~16:20
Zoomによるオンライン開催

  • 対象:宮沢賢治で卒論・修論を書こうとしている大学生および大学院生
  • 規模:講師  5名 参加者 20~25名程度
  • 主催:宮沢賢治学会イーハトーブセンター
タイムテーブル

13:00~13:10 セミナー代表挨拶 講師紹介
13:10~14:20 参加者自己紹介(テーマは受付で記入)
         講師によるテーマ説明(1人10分)・グループ分け
14:20~14:35 休憩
14:35~15:25 各グループでの懇談(前半)
15:25~15:35 休憩
15:35~16:15 グルーピングを変えて懇談(後半)
16:15~16:20 まとめ

講師陣

大島 丈志(文教大学教育学部 教授)
 農業・経済・受容史
 好きな作品:「よだかの星」

構 大樹(鳴門教育大学 専任講師)
 ポップカルチャー・怪談・文学教育
 好きな作品:「なめとこ山の熊」

渋谷 百合絵(秀明大学 学校教育学部 専任講師)
 児童文学・近代文化史・昔話
 好きな作品:「銀河鉄道の夜」

中地 文(宮城教育大学 教授)
 心象スケッチ・少年小説・作品成立過程
 好きな作品:「永訣の朝」

宮川 健郎(武蔵野大学 名誉教授)
 児童文学・子どもと読書・国語科教育
 好きな作品:「風の又三郎」

注:当日都合で参加できない場合もあります。

申込み方法

 下のボタンを押して、表示されるフォームに必要事項を入力し、送信して下さい。

「宮沢賢治で卒論・修論書いてみる?」申込みフォームへ

 または、下記項目をメールに記入し、宮沢賢治学会イーハトーブセンター(kenji.info@kenji.gr.jp)までお送り下さい。
  名前 学校名 在学年 研究テーマ、興味あるテーマ 電話番号 メールアドレス その他

 

多くの方のご参加を、お待ちしています。

 
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宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞

宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞が決定しました

2023年度の第8回宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞が、下記のように決定しました。

宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞

栃木・宮沢賢治の会 様

1997年の創立以来、毎月例会として賢治作品の読書会等を行って通信を発行し、また毎年一般向けの交流会を開催して広く賢治に親しめる場を提供するなど、長年にわたり宮沢賢治の研究および普及活動を続けてきた功績に対して。

【選考理由】
 「栃木・宮沢賢治の会」は、1997年5月に創立され、会員は現在40名余りである。毎月1回の「例会」では、『ちくま文庫版宮沢賢治全集』をテキストに、輪読や群読の形式も取り入れつつ、賢治の詩と童話を読み継いできた。時には「特別例会」として、県内各地の会場で講演会等も開催している。各例会の内容と会員の原稿を掲載した「通信」は、当初は「賢治さんのトランクからの手紙」、後に「ぎんどろ」と題され、本年300号に達した。
 また、年に1回の「交流会」として、一般市民に賢治の作品や生き方に親しんでもらうための講演会も行っており、2021年には「100年流れる 宮沢賢治の豊かな世界」展を開催し、それまでの会の活動を紹介するとともに、宮沢賢治の作品や、栃木県とのかかわりなどについて展示を行った。
 近年は、栃木県出身で賢治の主治医だった佐藤隆房医師や、盛岡高等農林学校で賢治らとともに『アザリア』を刊行した同級生小菅健吉氏を紹介する活動も積極的に行い、2017年には当センターと共催で、宮沢賢治地方セミナーin宇都宮「宮沢賢治と栃木」の企画運営を行った。本年1月には、『創立25周年記念 栃木・宮沢賢治の会の歩み』を刊行して、会の詳細な活動記録と、会員によるエッセイを収録している。
 以上のような、宮沢賢治に関する長年の精力的な研究活動と普及活動は、功労賞にふさわしい。

米澤ポランの廣場 様

1990年の創立以来、毎月担当制で賢治作品の読書会を行って通信を発行し、数年ごとに研究成果を記念誌にまとめ、一般向けにも賢治にちなんだ創作アート展を開催するなど、30年以上にわたって宮沢賢治に関する研究と発信を続けてきた功績に対して。

【選考理由】
 「米澤ポランの廣場」は、1990年6月に創立され、会員は現在10名余りである。毎月開催する賢治作品の読書会を「廣場」と位置づけ、担当制で詩や童話を読んで、自由な討論を重ねている。これまでに繰り返し取り上げて、議論を深めている作品も数多い。毎月の「廣場」の内容を報告する「通信」は、まもなく400号に到達する。
 また数年ごとに、記念の小論集『米澤ポランの廣場』Ⅰ~Ⅷを発行しており、その内容は各会員による研究エッセイ的小論、通信のバックナンバー、廣場の記録、読書会で取り上げた作品一覧、会員の合同句集、会員プロフィール、廣場スナップ等で構成され、会員間の緊密な繋がりがうかがわれる。
 2006年には、「色、形、音、光…展●宮澤賢治へのオマージュ」と題して、会員による宮沢賢治にちなんだアート作品展を開催して、会員と一般来場者の交流を行っており、これは全国の賢治関連団体の中でも、ユニークな活動である。
 以上のように、宮沢賢治の作品や人間性に触発された地道な活動を多年にわたって積み重ね、その成果を独自の創作活動で発信してきた功績は、功労賞にふさわしい。

贈呈式について

 賞贈呈式は、令和5年9月22日(金曜)午後に、花巻市定住交流センター(なはんプラザCOMSホール)で開催します。

 贈呈式の詳細については、後日、改めてお知らせいたします。

宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞について

宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞の過去の受賞者