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講座「宮沢賢治で卒論・修論書いてみる?」の申込み募集中!

 宮沢賢治とその作品を扱った卒論・修論を書こうとする学生向けの講座を、本年も第三回として開催します。
 岩手県花巻市に本拠を置く「宮沢賢治学会イーハトーブセンター」の理事・編集委員による、オンライン講座です。

 あなたも、第一線の宮沢賢治研究者の指導に触れつつ、研究の領野に踏み出してみませんか?

2023年10月1日(日)13:00~16:20
Zoomによるオンライン開催

  • 対象:宮沢賢治で卒論・修論を書こうとしている大学生および大学院生
  • 規模:講師  5名 参加者 20~25名程度
  • 主催:宮沢賢治学会イーハトーブセンター
タイムテーブル

13:00~13:10 セミナー代表挨拶 講師紹介
13:10~14:20 参加者自己紹介(テーマは受付で記入)
         講師によるテーマ説明(1人10分)・グループ分け
14:20~14:35 休憩
14:35~15:25 各グループでの懇談(前半)
15:25~15:35 休憩
15:35~16:15 グルーピングを変えて懇談(後半)
16:15~16:20 まとめ

講師陣

大島 丈志(文教大学教育学部 教授)
 農業・経済・受容史
 好きな作品:「よだかの星」

構 大樹(鳴門教育大学 専任講師)
 ポップカルチャー・怪談・文学教育
 好きな作品:「なめとこ山の熊」

渋谷 百合絵(秀明大学 学校教育学部 専任講師)
 児童文学・近代文化史・昔話
 好きな作品:「銀河鉄道の夜」

中地 文(宮城教育大学 教授)
 心象スケッチ・少年小説・作品成立過程
 好きな作品:「永訣の朝」

宮川 健郎(武蔵野大学 名誉教授)
 児童文学・子どもと読書・国語科教育
 好きな作品:「風の又三郎」

注:当日都合で参加できない場合もあります。

申込み方法

 下のボタンを押して、表示されるフォームに必要事項を入力し、送信して下さい。

「宮沢賢治で卒論・修論書いてみる?」申込みフォームへ

 または、下記項目をメールに記入し、宮沢賢治学会イーハトーブセンター(kenji.info@kenji.gr.jp)までお送り下さい。
  名前 学校名 在学年 研究テーマ、興味あるテーマ 電話番号 メールアドレス その他

 

多くの方のご参加を、お待ちしています。

 
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宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞

宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞が決定しました

2023年度の第8回宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞が、下記のように決定しました。

宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞

栃木・宮沢賢治の会 様

1997年の創立以来、毎月例会として賢治作品の読書会等を行って通信を発行し、また毎年一般向けの交流会を開催して広く賢治に親しめる場を提供するなど、長年にわたり宮沢賢治の研究および普及活動を続けてきた功績に対して。

【選考理由】
 「栃木・宮沢賢治の会」は、1997年5月に創立され、会員は現在40名余りである。毎月1回の「例会」では、『ちくま文庫版宮沢賢治全集』をテキストに、輪読や群読の形式も取り入れつつ、賢治の詩と童話を読み継いできた。時には「特別例会」として、県内各地の会場で講演会等も開催している。各例会の内容と会員の原稿を掲載した「通信」は、当初は「賢治さんのトランクからの手紙」、後に「ぎんどろ」と題され、本年300号に達した。
 また、年に1回の「交流会」として、一般市民に賢治の作品や生き方に親しんでもらうための講演会も行っており、2021年には「100年流れる 宮沢賢治の豊かな世界」展を開催し、それまでの会の活動を紹介するとともに、宮沢賢治の作品や、栃木県とのかかわりなどについて展示を行った。
 近年は、栃木県出身で賢治の主治医だった佐藤隆房医師や、盛岡高等農林学校で賢治らとともに『アザリア』を刊行した同級生小菅健吉氏を紹介する活動も積極的に行い、2017年には当センターと共催で、宮沢賢治地方セミナーin宇都宮「宮沢賢治と栃木」の企画運営を行った。本年1月には、『創立25周年記念 栃木・宮沢賢治の会の歩み』を刊行して、会の詳細な活動記録と、会員によるエッセイを収録している。
 以上のような、宮沢賢治に関する長年の精力的な研究活動と普及活動は、功労賞にふさわしい。

米澤ポランの廣場 様

1990年の創立以来、毎月担当制で賢治作品の読書会を行って通信を発行し、数年ごとに研究成果を記念誌にまとめ、一般向けにも賢治にちなんだ創作アート展を開催するなど、30年以上にわたって宮沢賢治に関する研究と発信を続けてきた功績に対して。

【選考理由】
 「米澤ポランの廣場」は、1990年6月に創立され、会員は現在10名余りである。毎月開催する賢治作品の読書会を「廣場」と位置づけ、担当制で詩や童話を読んで、自由な討論を重ねている。これまでに繰り返し取り上げて、議論を深めている作品も数多い。毎月の「廣場」の内容を報告する「通信」は、まもなく400号に到達する。
 また数年ごとに、記念の小論集『米澤ポランの廣場』Ⅰ~Ⅷを発行しており、その内容は各会員による研究エッセイ的小論、通信のバックナンバー、廣場の記録、読書会で取り上げた作品一覧、会員の合同句集、会員プロフィール、廣場スナップ等で構成され、会員間の緊密な繋がりがうかがわれる。
 2006年には、「色、形、音、光…展●宮澤賢治へのオマージュ」と題して、会員による宮沢賢治にちなんだアート作品展を開催して、会員と一般来場者の交流を行っており、これは全国の賢治関連団体の中でも、ユニークな活動である。
 以上のように、宮沢賢治の作品や人間性に触発された地道な活動を多年にわたって積み重ね、その成果を独自の創作活動で発信してきた功績は、功労賞にふさわしい。

贈呈式について

 賞贈呈式は、令和5年9月22日(金曜)午後に、花巻市定住交流センター(なはんプラザCOMSホール)で開催します。

 贈呈式の詳細については、後日、改めてお知らせいたします。

宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞について

宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞の過去の受賞者

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宮沢賢治賞・イーハトーブ賞

宮沢賢治賞・イーハトーブ賞が決定しました

 2023年度の第33回宮沢賢治賞・イーハトーブ賞と、各奨励賞の受賞者が、下記のように決定しました。
 賞の贈呈式は、9月22日に花巻市のなはんプラザで開催いたします。

宮沢賢治賞

岡村 民夫 様

二十余年にわたる研究成果を集大成した著書『宮沢賢治論 心象の大地へ』において、賢治のテクストの鋭い分析と地理的・歴史的な考察をもとに、〈心象〉の生成変化とその統合のダイナミズムを解き明かし、また緻密なフィールドワークも重ねて、賢治の創作活動を総合的に捉えた業績に対して。

【選考理由】
 本賞の岡村民夫氏は、二十余年にわたって積み重ねた宮沢賢治研究の成果を、2020年末に『宮沢賢治論 心象の大地へ』として刊行した。同書において岡村氏は、まず賢治の初期作品について、鮮やかな読解によってモチーフの重層的な象徴関係を明らかにし、賢治のテクスト分析に新たな次元を切り拓いた。また、賢治が初期から〈心象〉として記録してきた多様な素材が、〈イーハトーブ〉という包括的な地盤の上に集積され統合され、晩年の「少年小説」へと結実していくという、巨視的な動態を示した。さらに同書終盤では、イーハトーブ地方の綿密なフィールドワークを実践し、文学的研究と地理的・伝記的研究の間の生産的交流を目指すという氏の企図を、身をもって体現している。
 収録された各論考の完成度の高さと、賢治の創作活動全体を捉える壮大な視点を呈示した功績は、宮沢賢治賞にふさわしい。

宮沢賢治賞奨励賞

大内 秀明 様

著書『甦るマルクス 「晩期マルクス」とコミュニタリアニズム、そして宮澤賢治』において、賢治の作品や実践活動の基盤に新たな共同体を志向する思想を見出し、これが晩期マルクスとも通底することを指摘するとともに、現代社会の課題への対処にも寄与する可能性を示唆した業績に対して。

【選考理由】
 奨励賞の大内秀明氏は、2022年に『甦るマルクス 「晩期マルクス」とコミュニタリアニズム、そして宮澤賢治』を刊行し、晩期マルクスの思想を多角的に論じているが、その後半を成す「補論 東北・土に生きるコミュニタリアン宮澤賢治」では、賢治の思想や実践について、独自の観点から考察を行っている。生前の賢治は、「産業組合青年会」、「ポラーノの広場」、「農民芸術概論綱要」などの作品や論を書く一方で、羅須地人協会の実践活動も行ったが、大内氏はこれらの基盤にある共同体思想が晩期マルクスと共通するものであることを指摘し、さらにそれは現代資本主義社会の問題やコロナ危機を乗り越える方途ともなる可能性を示唆している。
 大内氏は、経済学の分野では既に多くの業績を上げているが、新たな角度からの賢治研究には今後のさらなる深化が期待されることから、宮沢賢治賞奨励賞にふさわしい。

イーハトーブ賞

中村 節也 様
福井 敬 様

CD「宮澤賢治 歌曲全集 イーハトーヴ歌曲集」において、中村節也氏は賢治の音楽に関する長年の研究成果をもとに全歌曲の巧みな編曲と詳細な曲目解説を行い、福井敬氏は卓越した表現力によって賢治の世界を歌い上げ、宮沢賢治歌曲集のスタンダードともなる演奏に結実させた功績に対して。

【選考理由】
 本賞の中村節也氏は、宮沢賢治の音楽に関する長年の研究成果を、2017年に『宮沢賢治の宇宙音感─音楽と星と法華経─』として刊行した。同書において中村氏は、賢治の音楽に見られる独特の旋律やリズムについて音楽学的な分析を行う一方で、明治大正期の歌謡との比較検討も行い、賢治の歌曲のルーツについて興味深い指摘を行っている。また中村氏は、自ら編曲した賢治の歌曲全集の楽譜を2004年から数次にわたって刊行しており、一部の編曲は繰り返し改訂され、工夫が重ねられている。
 2022年に発表されたCD「宮澤賢治 歌曲全集 イーハトーヴ歌曲集」は、中村節也氏の最新の編曲に基づいて、テノール歌手の福井敬氏が賢治の全歌曲を歌ったものである。福井氏の歌唱は、輝きや躍動とともに繊細さも兼ね備え、宮沢賢治の世界を真摯に表現している。
 福井敬氏の豊かな表現力と、中村節也氏の巧みな編曲および行き届いた解説が相まった本CDは、賢治の歌曲への素晴らしい導きとなっており、イーハトーブ賞にふさわしい。

イーハトーブ賞奨励賞

該当なし

贈呈式について

 賞贈呈式は、令和5年9月22日(金曜)午前10時より、花巻市定住交流センター(なはんプラザCOMSホール)で開催します。

 贈呈式の詳細については、後日、改めてお知らせいたします。

宮沢賢治賞・イーハトーブ賞について

宮沢賢治賞・イーハトーブ賞の過去の受賞者

 

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イーハトーブ館企画展示 宮沢賢治セミナー

【詳報】ますむらひろし「『銀河鉄道の夜 四次稿編』複製原画展」を開催します

2023年度 宮沢賢治学会イーハトーブセンター企画展

『銀河鉄道の夜 四次稿編』複製原画展 ~ますむらひろしの新たな挑戦~

〇開催期間: 2023年7月15日(土)~12月27日(水)
 (前期)7月15日(土)~10月下旬〈予定〉
 (後期)10月下旬〈予定〉~12月27日(水)
  *期間中、一部展示替えあり(詳しい日程は、決まり次第HP等でお知らせします)

〇会場: 宮沢賢治イーハトーブ館 展示場

〇主催: 宮沢賢治イーハトーブ館/宮沢賢治イーハトーブセンター

〇協力: 有限会社風呂猫 しんぶん赤旗


 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」は、改稿を繰り返した未完の作品です。その中で、賢治が最後に手を入れたと推測される原稿を「第四次稿」と呼びます。

 謎が多く、不可解で、魅力に満ち溢れたこの「銀河鉄道の夜」の第四次稿に、ますむらひろし氏は約40年間向き合ってきました。そして新たに挑んだのが、全4巻・約600ページからなる最新作『銀河鉄道の夜 四次稿編』です。

 展示では、『銀河鉄道の夜 四次稿編』の中から、ますむら氏の新たな挑戦が顕著にあらわれた箇所を、原画の画像を複製して展示し、紹介・解説します。
 展示期間の後期には、一部展示内容を変更しながら、最新刊(第3巻・2023年5月刊行、第4巻・今秋刊行予定)の内容も、原画画像とともに紹介します。

◆ 関連イベント ◆
宮沢賢治学会夏季セミナー「ますむらひろし 講演会」
  • 日時: 2023年7月29日(土) 13:30より
  • 会場: 宮沢賢治イーハトーブ館 ホール
  • 定員: 180名(申込先着順)
  • 入場無料
  • 申込方法: メール・電話・FAXにて受け付けます
  • 申込期間: 7月15日(土)10:00~7月28日(金)12:00
ますむらひろし サイン会
第1回 日時: 2023年7月29日(土) 講演会終了後
  会場: 宮沢賢治イーハトーブ館 展示場
  定員: 50名(申込先着順)
  申込方法: 7月15日(土)10:00より、メール・電話・FAXにて
第2回 日時: 2023年11月3日(金・祝) 13:30~16:00
  会場: 宮沢賢治イーハトーブ館 展示場
  定員: 100名(申込先着順)
  申込方法: 10月20日(金)10:00より、メール・電話・FAXにて
講演会・サイン会の申込先

宮沢賢治イーハトーブ館
・メール: kenji.info@kenji.gr.jp
・電話: 0198-31-2116
・FAX: 0198-31-2132

◆ ますむらひろし/プロフィール ◆

1952年山形県米沢市生まれ。1972年初めて描いた漫画「霧にむせぶ夜」を投稿し、手塚治虫賞準入選。1997年「アタゴオル玉手箱」で日本漫画協会大賞受賞。「銀河鉄道の夜」「風の又三郎」など、宮沢賢治の童話を猫のキャラクターで描いた作品で知られている。他にも『イーハトーブ乱入記─僕の宮沢賢治体験』(ちくま新書)等の著作を発表。2001年には第11回イーハトーブ賞(主催:花巻市)を受賞。本展示で取り扱う『銀河鉄道の夜 四次稿編』は、同作品の自身三度目の漫画化。

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イーハトーブ館企画展示

「宮沢賢治─沢村澄子 現象的書展」の図録を販売しています

──宮沢賢治に対する書の関わり方にとどまらず、文学に対する書の関わり方という地平でも本展が画期的な達成であることを確信する。(岡村民夫「ライフ・オブ・ラインズ 沢村澄子と宮沢賢治」より)

 現在好評のうちに開催されている企画展「宮沢賢治─沢村澄子 現象的書展」の図録が、出来上がりました。

 全50ページの充実した内容で、屋内で展示されている全作品のほか、壮大な野外インスタレーションも、迫力満点の写真で収録されています。
 7月23日に行われた子ども向けワークショップ「賢治さんのダンボール箱つみき」の記録からは、子どもたちの歓声や熱気が溢れてくるようです。
 また、宮沢賢治学会イーハトーブセンター代表理事岡村民夫による論考「ライフ・オブ・ラインズ 沢村澄子と宮沢賢治」は、宮沢賢治自身の「書」、またその作品中に現れる「文字」の魅力を紹介しつつ、沢村澄子の「現象的書」との多彩な共鳴を解き明かしています。

 以下に、図録の表紙とそのページのごく一部を、ご紹介いたします。
 現在、宮沢賢治イーハトーブ館にて、1部1,500円にて販売しておりますので、どうぞお買い求め下さい。

企画展「宮沢賢治─沢村澄子 現象的書展」図録・一部紹介

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イーハトーブ館企画展示

「宮沢賢治とエスペラント展」の図録を販売しています

 宮沢賢治イーハトーブ館では、現在同館で開催中の企画展示「宮沢賢治とエスペラント展」の図録を、1冊500円で販売しています。企画展における全ての展示パネルを収録したもので、全30ページです。
 また、下記の図録注文ページからは、ウェブ上で注文していただくこともできます。

 展示見学の記念に、またご覧になれなかった方も、ぜひお買い求め下さい。

企画展図録注文フォームへ

「宮沢賢治とエスペラント展」図録表紙