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宮沢賢治セミナー

4/23に、春季セミナー「高畑勲の遺したもの―宮沢賢治をめぐって」を開催します

第25回(2015年)イーハトーブ賞受賞者・高畑勲(1935-2018)追悼特別企画
宮沢賢治学会イーハトーブセンター 2022年度春季セミナー

日時: 2022年4月23日(土) 受付:13時 開始:13時30分
場所: 宮沢賢治イーハトーブ館 ホール

[タイムスケジュール]
13:30~14:40
 高畑勲監督作品「セロ弾きのゴーシュ」鑑賞(所要時間 63分)
14:50~15:50 岡村民夫講演「高畑勲が日本のアニメーションと賢治映画に遺したもの」
15:50~16:50 なみきたかし講演「アニメーション映画「セロ弾きのゴーシュ」制作秘話」
16:50~17:10 質疑応答

  • 新型コロナウイルス感染症の流行状況によっては、当日に入場制限を行う場合がありますので、ご了承を願います。
  • 懇親会は、新型コロナウイルスの流行状況に鑑み、中止とさせていただきます。

春季セミナー「高畑勲の遺したもの ── 宮沢賢治をめぐって」

 日本のアニメーション界における高畑勲氏の偉大な功績は、今更ここでご紹介するまでもありません。1960年代から、高畑氏はアニメーション表現に常に新たな境地を切り拓いてこられ、とりわけ宮崎駿氏とともに設立したスタジオジブリで制作した数々のアニメーション映画は、現代日本文化の至宝ともなっています。

 また高畑氏は、宮沢賢治に関する造詣が深かったことでも有名ですが、その出会いは、8歳か9歳の頃に賢治の童話を初めて読んだことに始まるということです。
 1982年に公開されたアニメ映画「セロ弾きのゴーシュ」では、賢治の物語世界を、生き生きと優しく造形して見せてくれました。その後も、賢治と響き合う様々なモチーフをその表現に生かし、なかでも1994年の映画「平成狸合戦ぽんぽこ」は、高畑氏自身が”宮沢賢治へのオマージュである”と述べているように、作中には「星めぐり」「どっどど どどうど どどうど どどう」などの言葉が登場します。
 東日本大震災後は、賢治のふるさと花巻市で開催される「イーハトーブ・フェスティバル」の創設にも尽力され、毎年のように花巻に足を運んで下さいました。

 このような高畑勲氏の活動に対して、花巻市は2015年に「イーハトーブ賞」を贈呈し、その多大な業績を顕彰しています。9月に行われた同賞の受賞講演では、賢治への深い愛を語って下さいました。
 2017年に肺がんの手術を受けられてからも、映画の制作に情熱を燃やし、各地での講演などにも奔走されましたが、2018年4月に、惜しくも逝去されました。

 さて、今回の春季セミナー「高畑勲氏の遺したもの──宮沢賢治をめぐって」では、公開から40年を経て今なお瑞々しい感性が際立つ、高畑監督の記念碑的作品「セロ弾きのゴーシュ」を鑑賞します。
 そして、岡村民夫氏と、なみきたかし氏のお二人の講演により、高畑勲という稀有な才能によって開拓された映像表現の領野を展望するとともに、その制作の秘密にも迫ります。講演後には、質疑応答の時間も準備しています。

 コロナ禍の中ではありますが、皆様のご参加をお待ちしております。

講師略歴
  • 岡村民夫(おかむら・たみお)
    1961年横浜市生まれ。宮沢賢治学会イーハトーブセンター代表理事。宮沢賢治イーハトーブ館館長。法政大学国際文化学部教授(表象文化論)。表象文化論学会会員。アニドウ会員。
    文学、映画、思想などを「場所」という角度から研究している。
    著書に『旅するニーチェ リゾートの哲学』(白水社、2004)、『イーハトーブ温泉学』(みすず書房、2008)、『柳田国男のスイス――渡欧体験と一国民俗学』(森話社、2013)、『立原道造――故郷を建てる詩人』(水声社、2018)、『宮沢賢治論 心象の大地へ』(七月社、2020)ほか。訳書にマルグリット・デュラス/ドミニク・ノゲーズ『デュラス、映画を語る』(みすず書房、2003)、ジル・ドゥルーズ『シネマ2*時間イメージ』(共訳、法政大学出版局、2006)、ステファヌ・ルルー『シネアスト宮崎駿――奇異なもののポエジー』(みすず書房、2020)、同『シネアスト高畑勲――アニメの現代生【ルビ:モデルニテ】』(みすず書房、2022)ほか。
  • なみきたかし
    1952年埼玉県生まれ。アニメーターの団体「アニドウ」へ参加する。東映動画スタジオでの撮影助手を経て、1973年にオープロダクションへ入社し、「アルプスの少女ハイジ」「ゲッターロボ」等のアニメーターとして働く。1983年には「セロ弾きのゴーシュ」の作画も担い、完成後は広報担当となる。1984年には出版社アニドウ・フィルムを設立し、「世界アニメーション映画史」(1986)「もりやすじ画集」(1993)などを出版し定評を得る。
    2006年からは急逝した前社長村田耕一の跡を継いでオープロダクションを率いて、現在も「ちびまる子ちゃん」などのTVアニメ制作を続けている。
    「セロ弾きのゴーシュ」は新たに4Kリマスターを進め、DCPなどのデジタル化によって次世代へ向けた新たな魅力を備える作品として生まれ変わり、フランス、ドイツ、ポルトガル、モロッコ、イタリアなど各国で上映されている。
高畑勲氏の主な作品

「太陽の王子 ホルスの大冒険」(1968, 監督・演出)
「アルプスの少女ハイジ」(1974,1975,1979, 総監督・演出)
「母をたずねて三千里」(1976,1980, 監督・演出)
「未来少年コナン」(1978, 演出・絵コンテ)
「赤毛のアン」(1979, 監督・演出・脚本)
「じゃりン子チエ(劇場版)」(1981, 監督・脚本)
「セロ弾きのゴーシュ」(1982, 監督・脚本)
「風の谷のナウシカ」(1984, プロデューサー)
「天空の城ラピュタ」(1986, プロデューサー)
「柳川掘割物語」(1987, 監督・脚本)
「火垂るの墓」(1988, 監督・脚本)
「魔女の宅急便」(1989, 音楽演出)
「おもひでぽろぽろ」(1991, 監督・脚本)
「平成狸合戦ぽんぽこ」(1994, 監督・原作・脚本)
「ホーホケキョ となりの山田くん」(1999, 監督・脚本)
「かぐや姫の物語」(2013, 監督・脚本・原案)

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イーハトーブ館企画展示

企画展「宮沢賢治とエスペラント展」を開催します

展示期間: 2022年4月2日(土)~6月27日(月)
時間: 8:30~17:00
会場: 宮沢賢治イーハトーブ館 1階展示場
監修: 大沢正善・大野眞男・岡村民夫・佐藤竜一
後援: 一般財団法人 日本エスペラント協会

宮沢賢治とエスペラント展 ~Kenji Miyazawa kaj ESPERANTO~

 エスペラントとは、1887年にポーランドの眼科医ザメンホフが発表した人工国際語です。
 当時のポーランドはロシアの支配下にあり、ポーランド人、ドイツ人、ロシア人などが入り乱れて住んでいて、民族間の争いが絶えませんでした。そうした現実を見て育ったザメンホフは、言語が異なるために意思疎通がうまくいかないことが、それらの不幸の要因なのではないかと考えるに至りました。そして多くの言語を学び、学びやすい言語として創り出したのが、エスペラントです。

 世界の平和を願ったエスペラントの理想に共鳴して、日本でも多くの人びとがエスペラントを学びましたが、宮沢賢治もその一人でした。

 今回の展示では、日本エスペラント協会の後援を得て、エスペラントの成り立ちや、日本での普及、宮沢賢治がエスペラントを独習した背景、新渡戸稲造や佐々木喜善、柳田国男、ラムステッドら、直接・間接に賢治に影響を与えた人物の紹介を行います。また、エスペラント詩稿や「ポラーノの広場」といった宮沢賢治作品の解説、エスペラント愛称がついたJR釜石線の由来などを網羅するとともに、エスペラントは今どういう普及状況にあるかまで、広範に紹介します。
 会場には、二葉亭四迷『世界語』など、日本エスペラント協会から貸与していただいた関連本を展示し、YouTubeでのエスペラント紹介コーナーを設けるほか、パンフレットも用意して、エスペラントについて全く知らない人にも、楽しめるよう工夫いたしました。

 多数の皆様のご来場を、お待ちしています。

展示の細目(タイトル・執筆者)
  • 宮沢賢治とエスペラント 関連年譜
  • エスペラントの誕生と日本への普及(佐藤竜一)
  • 田鎖綱紀と宮沢賢治(佐藤竜一)
  • 佐々木喜善 ザシキワラシとエスペラント(1)(岡村民夫)
  • 柳田国男 ザシキワラシとエスペラント(2)(岡村民夫)
  • 「一九三一年度極東ビヂテリアン大会」と「ポラーノの広場」(岡村民夫)
  • 宮沢賢治とラムステッド(大野眞男)
  • 宮沢賢治の「エスペラント詩稿」(大沢正善)
  • JR釜石線とエスペラント愛称(佐藤竜一)
  • 宮沢賢治作品のエスペラント訳(佐藤竜一)
  • エスペラントは今(佐藤竜一)
展示書籍一覧

 日本エスペラント協会から貸与していただいた、下記の24冊の関連本を展示しています。

書籍名 著者名 発行所 刊行年
Международный языкъ: Предисловіе и полный учебникъ Дръ Эсперанто Типо-Литографія Х. Кельтера 1887
Esperanto Grammar & Commentary Goerge Cox British Esperanto Association 1906
世界語(エスペラント) 長谷川二葉亭 彩雲閣 1906
世界語エスペラント 丸山順太郎、エドワルド・ガントレット 有楽社 1906
エスペラント全程 千布利雄 日本エスペラント学会 1914
大成エスペラント和訳辞典 中村精男、黒板勝美、千布利雄 日本エスペラント社 1914
Japana esperantisto
日本エスペラント
なし 日本エスペラント協会 1916
Verkaro de D-o L.L. Zamenhof:
ザメンホフ全集
[L.L. Zamenhof] 世界語書院 1916
Himnaro esperanta Montagu C. Butler British Esperanto Association 1921
エスペラント作詩法講義 小坂狷二 日本エスペラント社 1922
Internacia kantaro Paul Bennemann Ferdinand Hirt & Sohn 1922
Memlernanto de Esperanto
模範エスペラント独習
小坂狷二、秋田雨雀 叢文閣 1923
新撰エス和辞典 なし 日本エスペラント学会 1926
エスペラント捷径 小坂狷二 日本エスペラント学会 1927
労農エスペラント講習書 大田黒年男 イスクラ閣 1928
Originala verkaro L.L. Zamenhof Ferdinand Hirt & Sohn 1929
Internacia kantaro: muzika eldono Paul Bennemann Ferdinand Hirt & Sohn 1930
El japana literaturo: Meizi-epoko–antaŭ la dua mondomilito (1868-1945)日本文学作品集 宮本正男・石黒彰彦 編 日本エスペラント学会 1965
La ĝemelaj steloj
双子の星:宮沢賢治作品集
宮沢賢治 著、柴山純一ほか 訳 日本エスペラント学会 1984
Gooŝ la ’ĉelisto
セロ弾きのゴーシュ(宮澤賢治童話集)
宮澤賢治 著、野島安太郎 訳 日本エスペラント図書刊行会 1991
Nokto de la galaksia fervojo
銀河鉄道の夜(宮澤賢治童話集)
宮澤賢治 著、小西岳 訳 日本エスペラント図書刊行会 1994
エスペラント対訳宮沢賢治童話集 宮沢賢治 著、小西岳 訳 日本エスペラント図書刊行会 2000
Japana literatura juvelaro
日本文学エスペラント作品集
川西徹郎 編 日本エスペラント協会 2013
虔十公園林 宮沢賢治 作、末吉陽子 絵
松田周次・藤巻謙一 エスペラント翻訳
budori 2014

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宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞

【会員向け】第7回宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞 推薦のお願い

会員各位

宮沢賢治学会イーハトーブセンター
代表理事 岡村 民夫
賞選考委員長 大沢 正善

 宮沢賢治学会イーハトーブセンターでは、2022年度「第7回宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞」の候補者の推薦を、ページ下部のボタンから表示される専用フォームにて、会員の皆様から受け付けております。
 推薦の締め切りは、2022年4月30日です。

 2016年度に創設された「宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞」は、花巻市が主催する「宮沢賢治賞・イーハトーブ賞」とは別に、当センターが独自に設けた賞です。宮沢賢治とその作品に触発された研究活動ならびに普及において、多年にわたる功績のある個人または団体を、広く対象としています。
 ご推薦いただいた全ての候補者は、当センターの賞選考委員会において、厳正な審査の対象とさせていただきます。

 本年も、会員の皆様からの幅広いご推薦を、お願い申し上げます。

【主催者】 宮沢賢治学会イーハトーブセンター
【選考】 宮沢賢治学会イーハトーブセンター賞選考委員会
【選考方法】 会員から推薦された個人・団体を、選考委員会にて選考し、理事会が決定する。
【選考対象 および基準】 宮沢賢治の人と作品や精神の普及または研究の推進に寄与する活動(花巻市が主催するイーハトーブ賞の基準となる実践的な活動を除く)を行っている個人または愛好団体・研究団体等の団体。
【表彰式】 定期大会において、代表理事が賞状および副賞を授与する。
推薦用件
推薦方法

 下のボタンを押すと表示される専用フォームに入力していただくか、当センターから会員のお手元に郵送される「推薦票」に記入して返送して下さい。

宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞 推薦フォーム

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宮沢賢治賞・イーハトーブ賞

【会員向け】第32回宮沢賢治賞・イーハトーブ賞 推薦のお願い

会員各位

宮沢賢治学会イーハトーブセンター
代表理事 岡村 民夫
賞選考委員長 大沢 正善

 宮沢賢治学会イーハトーブセンターでは、2022年度「第32回宮沢賢治賞・イーハトーブ賞」の候補者の推薦を、ページ下部のボタンから表示される専用フォームにて、会員の皆様から受け付けております。
 本年も、宮沢賢治の名において顕彰するにふさわしい様々な活動に関する情報を、広くお寄せいただきますようお願い申し上げます。締め切りは、2022年4月30日です。

 ご推薦いただいた全ての候補者は、当センターの賞選考委員会において、厳正な審査の対象とさせていただきます。

「宮沢賢治賞」について

 「宮沢賢治賞」は、宮沢賢治に関する優れた研究・評論・創作などを毎年顕彰するために、花巻市が1991年に創設した賞です。
 その選考は、宮沢賢治学会イーハトーブセンターに委嘱されています。
 本賞に準ずるものとして、「奨励賞」も設けられています。

 毎年9月22日の宮沢賢治学会イーハトーブセンター定期大会において、授賞式と記念講演が行われます。

【主催者】 花 巻 市
【選 考】 宮沢賢治学会イーハトーブセンター
【選考方法】 会員からの推薦(所定の用紙)にもとづき、賞選考委員会が選考し、理事会の承認を経て花巻市長に答申する。
【選考対象及び基準】 宮沢賢治の名において顕彰されるにふさわしい研究・評論・創作など。おおむね過去3年以内に発表されたものを対象とする。なお、本賞に準ずるものとして奨励賞を置く。
【贈賞式】 宮沢賢治学会イーハトーブセンターの総会の同日・同会場において行う。
【賞・賞金】 本 賞 賞状、正賞、副賞(百万円)。
奨励賞 賞状、記念品、副賞(三十万円)。
「イーハトーブ賞」について

 「イーハトーブ賞」は、宮沢賢治の精神を体現する優れた実践的な活動を毎年顕彰するために、1991年に花巻市が創設した賞です。
 その選考は、宮沢賢治学会イーハトーブセンターに委嘱されています。
 本賞に準ずるものとして、「奨励賞」も設けられています。

 毎年9月22日の宮沢賢治学会イーハトーブセンター定期大会において、授賞式と記念講演が行われます。

【主催者】 花 巻 市
【選 考】 宮沢賢治学会イーハトーブセンター
【選考方法】 会員からの推薦(所定の用紙)にもとづき、賞選考委員会が選考し、理事会の承認を経て花巻市長に答申する。
【選考対象及び基準】 宮沢賢治の名において顕彰されるにふさわしい実践的な活動を行った個人または団体。なお、本賞に準ずるものとして奨励賞を置く。
【贈賞式】 宮沢賢治学会イーハトーブセンターの総会の同日・同会場において行う。
【賞・賞金】 本 賞 賞状、正賞、副賞(百万円)。
奨励賞 賞状、記念品、副賞(三十万円)。
推薦要件
  • 推薦対象の業績および刊行物は、2022年3月31日までのものといたします。
  • 現職理事は、授賞の対象から除外いたします。
  • 自薦は認めません。
  • 推薦の締め切りは、2022年4月30日です。
  • 過去の受賞者については、「宮沢賢治賞・イーハトーブ賞受賞者一覧」のページをご参照下さい。
推薦方法

 下のボタンを押すと表示される専用フォームに入力していただくか、当センターから会員のお手元に郵送される「推薦票」に記入して返送して下さい。

宮沢賢治賞・イーハトーブ賞 推薦フォーム

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イーハトーブ館企画展示

企画展「賢治さんの世界を描く絵画展」を開催します

展示期間: 2022年1月22日(土)~3月31日(木)
時間: 8:30~17:00
会場: 宮沢賢治イーハトーブ館1階展示室

賢治さんの世界を描く絵画展

 当館では、2020年11月から12月にかけて、宮沢賢治学会イーハトーブセンター設立30周年記念企画展示として、「イーハトーブ花巻・賢治さんの世界を描く絵画展」を開催し、大変好評を博しました。
 今回はその第2回として、花巻市立花巻小学校と花巻市立南城小学校の児童の皆さんが、学校活動の中で制作した絵画・版画作品の約100点を、展示しています。

 館内には、学術的な展示の際には聞くことのできないような、子どもたちの元気な声が響きわたり、可愛らしい作品が並ぶ展示場は、いつになく明るく賑やかです。

 花巻小学校は第1回宮沢賢治イーハトーブセンター功労賞を、南城小学校は第4回宮沢賢治イーハトーブセンター功労賞をお受けくださったご縁で、2020年に引き続きご協力いただきました。
 1月15日および1月29日には、会場でワークショップを開催し、12名の参加者による作品と、ワークショップの様子を紹介するパネル展示も加わる予定です。

 多数の皆様のご来館を、お待ちしております。

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お知らせ

【会員向け】特別会計へのご寄付のご報告

宮沢賢治学会イーハトーブセンター会員の皆様へ

 平素は、当宮沢賢治学会イーハトーブセンターの運営にご理解、ご協力をいただき、感謝申し上げます。
 また過日には、会員の皆様へ宮沢賢治学会イーハトーブセンター特別会計(注)へのご寄付をお願いしましたところ、多くの会員の皆様からたくさんのご厚情、ご支援を賜りました。誠に感謝申し上げます。

(注)売店や喫茶の売上と、花巻市からの入館受付案内等管理業務委託料を収入とし、職員2名分の給与を支出している会計で、令和2年度においては、職員の社会保険料等を猶予していただいています。

 ご寄付について、11月末時点の状況を下記のとおりご報告いたします。

 〇 ご寄付の総額 3,401,480円
 〇 ご寄付をいただいた皆様 450人

 おかげさまで、令和2年度10月分までの社会保険料の猶予分と、延滞金が発生する令和3年1月分から3月分までを、支払うことができました。心より感謝申し上げます。

 ご寄付の残高は、1,126,596円となっておりますが、残り令和2年度11月分と賞与分を合わせた12月分の支払いに対応しなければなりません。ウィズコロナ時代に向けて経営体制の見直しが必要かもしれませんが、急な改革は難しいのが実情です。少しずつ改善できることがあれば、努力してまいりたいと考えております。

 「特別会計」の収入は、繰り返しになりますが、花巻市の入館受付案内等管理業務委託料と、売店・喫茶の売上となります。現在、市の入館受付案内等管理業務委託料については通常どおり支払われていますし、拡充された国・県・市の支援金等に関しても、今まで以上に情報収集しながら前向きに運営してまいりたいと考えております。
 今後とも、会員の皆様の特段のご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

 なお、重ね重ねのお願いになりますが、皆様のご事情に沿って、あくまでも任意で「ご寄付」をお願いできる方におかれましては、払込票を送付いたしますので、事務局までお問合せ下さい。

 令和3年12月27日

宮沢賢治学会イーハトーブセンター
代表理事 岡村 民夫

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宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞

宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞の贈呈式が行われました

 

 2021年11月21日に、花巻市の「花巻温泉ホテル紅葉館」において、第6回宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞の贈呈式が、行われました。
 本年の受賞者は、宮城県仙台市在住の佐々木孝夫さんです。

 例年は本贈呈式は、宮沢賢治学会イーハトーブセンター通常総会と同じ9月22日に行われますが、昨年に続いて本年も、新型コロナウイルス感染予防のため、参加人数を制限した形で開催されました。

宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞贈呈式 次第

1.開式

2.選考経過報告

宮沢賢治学会イーハトーブセンター賞選考委員長 大沢 正善

3.賞贈呈

4.受賞者あいさつ・活動内容紹介

5.閉式

選考理由

 佐々木孝夫氏は、仙台市で2006年からジャズバーを経営しながらSPレコードを収集してきた。2018年に店は閉じたが、2017年から2019年まで、賢治に関わるSPレコードの復刻録音を収録したCD5枚72曲を制作し、「セロ弾きのゴーシュ」中の「愉快な馬車屋」のモデルとみられる楽曲も発掘した。2021年3月には賢治が作詞あるいは作曲した歌や、「ポランの広場」に登場する楽曲を地元のミュージシャンが演奏・歌唱したCDを加えた。2019年1月からブログも始め、賢治に関わる音楽情報を発信している。
 賢治が愛好した楽曲を発掘しながら紹介してきた活動は宮沢賢治学会イーハトーブセンター功労賞にふさわしい。

佐々木孝夫さんの業績
  • 「 SP レコードの復刻録音で聴く CD 宮沢賢治と音楽」シリーズ 5 枚製作。
    • 「ジャズ 夏のはなしです~宮沢賢治が出会った洋楽はやり歌・ジャズ~(2017 年)
    • 「心象スケッチ『春と修羅』~宮沢賢治が聴いたクラシック~」(2018 年)
    • 「賢治が出合ったクラシック・あらかると」(2018 年)
    • 「宮沢賢治・追想に基づくクラシック Samādhi サマディ」( 2019 年)
    • 「宮沢賢治・東京日和」(2019 年)
  • CD 「宮沢賢治 ソングブック」(2021 年)
  • 「 SP レコードで聴く宮沢賢治と音楽」第1~3回 東京・神田神保町「ブックハウスカフェ」にて開催。
  • 音楽レーベル「 Paradise Valley Private Records 」主宰。古いジャズをテーマにした CD を6枚製作。 SP 盤の貴重なジャズ音源を集めた「いづみや宝物館・蔵出し」シリーズ全 10 枚を製作。
  • 「東日本大震災」後の楽器支援活動。気仙沼ジュニアジャズオーケストラ等にニューオリンズより楽器支援、ニューオリンズとの交流事業を行う。
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宮沢賢治賞・イーハトーブ賞

宮沢賢治賞・イーハトーブ賞の贈呈式が行われました

 

 2021年11月21日に、花巻市の「花巻温泉ホテル紅葉館」において、第31回宮沢賢治賞およびイーハトーブ賞の贈呈式が、行われました。
 本年の受賞者は、宮沢賢治賞が信時哲郎さん、イーハトーブ賞が毛利衛さん、イーハトーブ賞奨励賞が ものがたりグループ☆ポランの会 の方々です。

 例年は本贈呈式は、宮沢賢治学会イーハトーブセンター通常総会と同じ9月22日に行われますが、昨年に続いて本年も、新型コロナウイルス感染予防のため、参加人数を制限した形で開催されました。

宮沢賢治賞・イーハトーブ賞 贈呈式次第

一、開式

一、選考経過報告

宮沢賢治学会イーハトーブセンター賞選考委員長 大沢 正善

一、賞贈呈

一、あいさつ

花巻市長 上田 東一
宮沢賢治学会イーハトーブセンター代表理事 岡村 民夫

一、受賞者あいさつ

一、閉式

記念講演

「文語詩のことならおそろしい」

宮沢賢治賞 信時 哲郎 様

「地球生命の未来圏」

イーハトーブ賞 毛利 衛 様

受賞のことば

信時 哲郎(宮沢賢治賞)

 この度は宮沢賢治賞という栄えある賞に選んでいただき、誠にありがとうございました。
 電話で連絡を受けた時、まずは驚き、そして畏れ、これはいただくわけにはいかない、と思いました。というのも、二〇一一年に宮沢賢治賞奨励賞を受賞しましたが、奨励賞受賞後に宮沢賢治賞を受賞した例はなく、その最初に私がなっていいのだろうかという思いと、輝かしい業績を残した方ばかりが受賞された賞を頂いていいのだろうかという二つの思いがよぎったためです。
 ただ、電話をしているうちに「いや、待てよ」という思いも頭を擡げてきました。「これは私への賞ではなく、文語詩研究に対する賞だったのではないか」という思いです。そう思えば、いただかないわけにはいきません! 文語詩研究の意義を認めてもらうことは、私たち文語詩研究者にとってこの上なく大切なことだと思うからです。
 「五十篇」「一百篇」に続いて、現在は「未定稿」の評釈を進めているところですが、先行研究も少なく、ますます文語詩を読むことの難しさを感じています。しかし、雹砲、動力脱穀機、女相撲と予想もつかないものが登場し、これまでに知られていなかった賢治が見えてくるのは、「難しいけれども楽しい」というのが率直なところです。文語詩を読むのが難しいのは事実ですが、これからは楽しさについてもお伝えしていきたい、と思います。

 

毛利 衛(イーハトーブ賞)

 地球を飛び出し、真空で生命が一瞬たりとも生きられない宇宙空間で、生命維持装置である宇宙船の窓から地球を眺めました。真っ暗闇の空間に太陽の光を浴びて神々しく輝く球体がそこにありました。じっと見ているうちに私は、確かに大きな地球が宇宙に浮かんでいること、そして地球自体がまるで一つの巨大な生命体であることに気づきました。
 ずっと一緒に宮沢賢治がそばにいて、この青く輝く水惑星をともに見ていてくれるような感覚を持ちました。四十億年もの間、水と大気で生命をはぐくみ多様化させ、今の私たち人類も一緒に生かしてくれている、奇跡の惑星、地球への感謝。
 一方、この地球環境が、現在、急速に変化していることは、宇宙からはっきりと見えますが、地上にいても、それを認識せざるを得ないほどひどくなりました。
 気候の温暖化や絶滅危惧生物種の増加、海洋のプラスチックごみなど、人間活動による悪影響は世界中で多くの人たちが実感しています。新型コロナウイルスの蔓延は四十億年続く生命の重みを軽視している人類に警告しているようです。百年ほど前スペイン風邪の世界流行で賢治はすでに同じ思いをしていた気がします。
 今回、イーハトーブ賞を受賞した私に、賢治がそっとささやいてくれました。「これからのお前のミッションは地球生命の未来圏のために働くことだ」と。

 

ものがたりグループ☆ポランの会(イーハトーブ賞奨励賞)

 ものがたりグループ☆ポランの会は「宮澤賢治の童話を語りたい」と二〇〇四年に産声を上げました。賢治さんのことも、花巻のことも何も知らない四人からのスタートでした。ゼロからのスタートだったため見るもの、聞くことすべてが新鮮でキラキラ光っていて、なんだかよくわからなかったけど「イーハトーブ」ということばの響きに憧れを感じていました。
 ポランの会は主に一人一話を語る「一人語り」と数人での「語り合わせ」で賢治童話と詩を上演しています。宮沢賢治の描いた情景や状況、紡がれたことばやリズムをそのまま伝えたいと句読点にも留意して表現していますが読めば読むほど、知れば知るほど表現することに戸惑いを感じるようになっていました。
 この度、最初に憧れたことばの響き「イーハトーブ」賞奨励賞を賜り、十七年前のドキドキ、ワクワクが蘇ってきました。そして、賢治さんから「いいんだよ」と言っていただけたようでスッと肩の力が抜けました。
 これからは変に気負わず、楽しく、表現し続けていきたいと思います。
 賢治さんのことばがたくさんの人に届きますように。

 

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イーハトーブ館企画展示

企画展「亀澤裕子押し花展Ⅱ イーハトーブの風景」を開催します

展示期間: 2021年11月20日(土)~2022年1月20日(木)
時間: 8:30~17:00
会場: 宮沢賢治イーハトーブ館1階展示室

亀澤裕子押し花展Ⅱ イーハトーブの風景

 当館では2006年3月1日から5月11日まで、亀澤裕子さんによる「花ふくろうと押し花作品展」を開催して好評を博しましたが、このたび亀澤さんの2回目の押し花展を、開催いたします。

 今回の展示は、「もうすぐ水仙月の四日」「虔十の足音」と題した二点から始まり、宮沢賢治の世界を押し花で表現した作品50点近くがご覧いただけます。
 会場の中央には、作者の亀澤裕子さんが「イーハトーブ世界の季節観」を表現したモニュメントも、飾られています。

 当館が建つ胡四王山では、もう紅葉も終わり、静けさが漂いはじめていますが、草花たちの織りなす「かげとひかりのひとくさりづつ」を、どうかご鑑賞下さい。

 多数の皆様のご来館を、お待ちしております。

ごあいさつ

亀澤 裕子

 フラワーデザイン、押し花との出合いから30年になります。
 そして、イーハトーブ館で初めて展示開催させていただいてから15年が経ちました。
 この度、2回目の展示開催にあたりまして関係者の皆様には心より感謝いたします。
 1枚の葉、1輪の花が様々な作品を創り出していってくれます。
 植物は、芽吹いた時から枯れるまで、どの過程もそれぞれの美しさがありますが、それは押し花にすることで一層はっきりとわかります。
 作品に使われている植物の多くは身近にあるものですから、どなたもきっとどこかで出会ったことのある草花が、たくさんあるかと思います。

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総会

【会員向け】第32回総会文書協議の結果、いずれの議案も承認されました

会員の皆様へ

2021年10月15日

宮沢賢治学会イーハトーブセンター第32回総会文書協議結果について

宮沢賢治学会イーハトーブセンター
代表理事 岡村 民夫

 2021年9月22日付けで通知しました文書協議について、ご回答いただきありがとうございます。
 回答結果は下記のとおりとなりましたので、報告いたします。

1.議事およびその他

 原案のとおり承認されました。

回答総数:163票(内訳:ウェブフォーム61票、FAX49票、郵送38票、メール14票、来館1票)
上記のうち 有効票152|無効票11(期限超過のため)

第一号議案 2020年度事業報告及び収支決算の承認について
投票結果

承認:152票
不承認:0票

第二号議案 2021年度事業計画及び収支予算の決定について
投票結果

承認:151票
不承認:1票

2.議事およびその他に対するご質問等の内容とそれに対する回答
議案第1号について(意見)

なし。

議案第2号について(意見)
  •  予算案の収入の部、繰越金が61,507円合わない。足りない。杜撰である。
    (回答)ご指摘のとおりです。誠に申し訳ございません。
その他意見等
  • コロナ禍のもとでは、イベント等のオンライン形式での実行を増やしていただくのは良いことと思います。ただし、そのお知らせを頻繁に行う必要があるかと思われますが、それをどのようにするかも含め、ご検討下さい。
  • コロナ下で大変と思いますが、地方セミナー開催は興味深いですね。県外グループとの連携も、、
  • この度、学会入会後、初めての総会参加となります。(考え方もいろいろありますが)総会議案書の装丁が立派過ぎるような気がしました。もう少し簡素にして、他の講演や普及事業に費用を回しても良いのではないかと思いました。もちろん、作成作業などで労を負ってくださっている皆様には感謝しております。
  • 正確に集票するつもりならば投票先を指示すべきである
  • コロナ禍のもといろいろお気遣いも大変なこととお察しします。さて、例年このような承認可否を問う場合、返事がなければ承認可として扱う旨の文言があったかと思います。今年は、私が見落としているかもしれませんが、見当たりません。来年からよろしくご配慮をお願いします。

 上記の他、労いのお言葉や励ましのコメントを多数頂戴しておりますが、ここでは割愛させていただきます。ありがとうございました。また、頂戴した意見等につきましては今後の運営の参考とさせていただきます。

以上